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Thinkpad X230にArchlinuxで環境構築をしました ① 初期インストール

趣味開発用のPCを買ってArchlinuxを入れました

趣味の開発用にPCが欲しくなったのでThinkpad X230を中古で買ってきました なぜThinkpadかというと、Linuxを入れるのといえばThinkpadと聞くことが多いですが 自分は1回も使ったことがなかったからです。

スペックは以下の通り

  • CPU - i5
  • メモリ - 8GB
  • ストレージ - SSD 500GB(換装)
  • 発売 - 2013年4月 2019年5月時点で大体3万円

インストール

今回はGUIなしの初期のインストールまでです。 大体はArch Wikiを見て行いました。

wiki.archlinux.jp

前提

  • UEFIでブートする。
  • sda1がuefiブート用、sda2がメイン(swapは作らない)
  • systemd-bootでブートする。

ただ、Arch Wikiのインストール説明からは分かりづらい箇所と注意すべき箇所が何点かあります

一つずつ見ていきましょう

起動モードがUEFIモードかどうか

これに関しては自分が動くと思って油断してたのが悪いです……。 ちゃんとWikiの手順に沿って確認しましょう。

仮にUEFIブートでないとき、bios設定開いてuefiって書いてるところを探せば変更できるはず。 以下は、自分の時の画像

パーティション分割

Wikiのインストールの箇所は分かりづらいのWikiの個別項目を見ましょう。

wiki.archlinux.jp

UEFIならGPTでいいです。 分割ツールに関してはいろいろ書いてますが、cgdiskがコマンド入力が少なく直感的に使えていい感じです。

EFIパーティションを作成する際に容量を聞かれますが、512メガバイトあればいいので、512Mと入力しましょう。

boot用にどこをマウントするのか

上記のEFIパーティションヒントとテクニック/espにマウントするとあったりしますが、/bootでいいです。

ブートの方法とファイル作成

systemd-bootでブートします。この設定が正しくないとインストールしたOSが起動しないので注意が必要です。 以下のページを参考にします。

wiki.archlinux.jp

なんか色々書いてますが、最低限やることは以下のとおりです。

  • bootctl --path=/boot installを実行(espに当たる箇所がインストール手順に沿っていれば/bootなので)
  • /boot/loader/entries/arch.confにブート用設定ファイルを作成する。

大変なのがブート用設定ファイルを作成する箇所です。 まず例に書かれているinitrd /intel-ucode.imgが/boot内になければ不要です。(私の場合ありませんでした) 次に、options root=LABEL=arch_os rwLABEL=arch_osの部分を編集することです。 これはブートするOSがどのパーティションにあるかを示したものです。 blkidコマンドで確認することができます。 /dev/sda2の方のPARTUUIDの値をoptions root=PARTUUID=PARTUUIDの値_os rwと記述すればOKです。

UUIDではなくPARTUUIDを使う理由は、カーネルがUUIDを読み込む能力がないらしいです。(詳しくない) qiita.com

インターネット接続

USBからArchLinuxを起動した状態で有線接続なら普通に繋がるはずです。 テザリングできるならUSBテザリングなら有線扱いで簡単にインターネット接続できます。 無線の場合は、wifi-menuコマンドで接続しましょう。

終わりに

Linux関連は基本はArch Wikiを読めば解決します。 ただし、書き方に微妙に癖があるので、注意です。

また、書かれている内容を深く理解したい場合、--helpmanを見る癖をつけておくとよさそうです。

次はxfce4環境を構築します。