LLMで小説をいい感じに書く方法
最近話題のLLM(大規模言語モデル)を使って小説を書く方法についてシェアします。これを使えば、自動で設定を生成し、物語を膨らませることが可能です。しかし、全てを任せるのではなく、手動での微調整も重要です。
小説の設定は自動生成できるけど…
まず、小説の設定やルール自体はLLMを使って自動生成することができます。ただし、細かい設定やルールをすべて網羅して生成するのはまだ難しい面があります。なぜなら、LLMはその設定やルールを無視することが多いからです。設定のアイデアを並べたうえで、それを基に小説として形にすることは得意ですが、ゼロから全てを完璧に作り上げるのは人の手助けが必要です。
ラフな文章からでも素敵な小説に
LLMは、非常にラフな文章からでも意外といい感じに小説を書いてくれます。例えば、こんな感じのプロンプトを与えるとします:
あなたはラノベ小説家です。 以下の文章を小説にしてください。 竜也視点の一人称の小説にしてください。 竜也:あの、俺と付き合ってもらえますか? 真希:たしか昴くんだっけ?ふふ、どうしようかなぁ? 俺は真希先輩が好きだ。(学校で一目惚れしたエピソードを書く) 真希:じゃあ、私のお願いを聞いてくれたらいいよ? 竜也:え、それって・・・? 真希:私のお願いはね。(とんでもなく意外なトラブルを書く)
このプロンプトを基にLLMに書かせると、意外としっかりした小説になります。実際の生成結果はこちらです
続きを生成するのも簡単
一度書いた物語の続きも「続きを出力して」とLLMに指示するだけで、スムーズに続けてくれます。まるで一緒に小説を執筆しているかのように、自然に物語が展開されていくのが楽しいところです。 もちろん最初に書いたプロンプト同じように少しの会話と地の文を書くだけで、続きを生成できます
問題があったときの対処法
ただし、生成された結果に満足できなかったり、おかしな部分が出てきた場合は、修正が必要です。その際は手元のテキストエディタで修正するか、続けてプロンプトを送って修正させることもできます(ChatGPTであればCanvas機能が便利です)。
重要なのは、修正した結果を使って問題のあったプロンプトを再度編集し、修正結果を入れ込むことです。こうすることで、修正後の内容に基づいたより良い文章が生成されるようになります。また、この方法でプロンプトの履歴がキレイになるので、後々の参照が簡単になります。
プロンプトの履歴が汚れると、LLMが参照してほしくない部分まで参照してしまうことがあります。そのため、不要なプロンプトは修正結果で上書きしておくと良いでしょう。
小説を管理するためのツール
ちなみに、私は作成した小説をNotionにコピーして管理しています。Notionを使う理由は、AIで生成した画像を自由な位置に載せやすいからです。Markdownなどのシンプルなテキスト管理だと画像の取り扱いが面倒なので、画像も含めて管理する場合は、よりビジュアルに対応したツールを使うのがおすすめです。
画像も扱えるおすすめツール
これらのツールを使うことで、AIで生成した画像や設定メモを一緒に管理し、物語をより豊かにすることができます。ぜひ、LLMと組み合わせて素敵な小説を書いてみてください!