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生産性を「タスクの快・不快指数」で考えたら、自分がダメ人間だった理由が完全に判明した

todoist、ポモドーロ、GTD、優先度マトリクス……今まで色んなタスク管理ツールや手法を試してきた。でも、全然うまくいかなかった。

なぜか? そもそもやる気が出ないからだ。

では、なぜやる気が出ないのか。これを言語化してみたら、今までの自分の行動パターンが完全に説明できてしまった。


前提:自分はENTPの気分屋

最初に断っておくと、自分はENTP(討論者型)で、典型的な気分屋だ。興味があることには異常な集中力を発揮するくせに、興味がないことは本当にできない。「やるべきこと」と「やりたいこと」が一致しないと動けないタイプ。

だから、優先度だけでタスクを並べても意味がなかった。「重要だからやれ」と言われても、気分が乗らなければ手が動かない。これが自分の現実だった。

そこで考えたのが、「快指数」と「不快指数」という概念だ。


快指数・不快指数を定義する

タスクごとに「快指数」と「不快指数」を設定する。これは相対的なもので、基準となる最低値さえ決めておけばいい。

  • 快指数1・不快指数0スマホでXを閲覧。すぐ始められて、そこそこ面白い
  • 快指数0・不快指数1:歯磨き。やろうと思えばできるが、面倒くさい

快指数・不快指数ともに、1と2では体感で2倍くらい違う。最大値は5くらいにしておく。それ以上あってもいいけど、たぶん自分では区別がつかない。

こうやって数値化すると「このタスクは優先度高いけど、不快指数も高いから手が出ない」みたいな状況が、主観的に把握できるようになる。


3つの軸で自分を見つめ直す

つまり、タスクを見るときの軸は3つある。

  1. 優先度:やるべき度合い(締め切り、重要性)
  2. 快指数:やりたい度合い(楽しさ、興味)
  3. 不快指数:やりたくない度合い(面倒くささ、心理的ハードル)

従来のタスク管理は、1の優先度しか見ていなかった。でも、自分みたいな気分屋は2と3の影響がでかすぎて、優先度だけでは動けない。

この3軸で考えると、自分がなぜ動けないのか、どうすれば動けるのかが見えてくる。

  • 優先度高い+快指数高い+不快指数低い → 最高。勝手に手が動く
  • 優先度高い+快指数低い+不快指数高い → 最悪。締め切り直前まで放置しがち
  • 優先度低い+快指数高い+不快指数低い → 逃避先になりやすい(ゲームとか)

自分の行動パターンが完全に説明できてしまった。


快・不快指数は状況で変動する

ここで厄介なのは、快指数・不快指数が状況に応じて上下するということだ。

つまらなそうに見えた課題でも、一度始めてみると意外と面白くてどんどん進む——これは作業しているうちに、そのタスクの快指数が上がっていったから。

逆に、いつも楽しいゲームでも、優先度の高いタスクが溜まっていると「先にそっちやらなきゃ……でもゲームしたい……」という板挟みで、不快指数が上がっていく。

そして最悪なのは、手持ちのタスクが不快指数の高いものばかりになってしまった状態だ。何から手をつければいいかわからなくなり、結果として何もできなくなる。


対処法:快指数を上げ、不快指数を下げる工夫

こういう時は、なんとかして快指数を上げるか、不快指数を下げるかの工夫をするしかない。

たとえば自分は、朝ご飯を用意するのがめちゃくちゃ苦手だ。朝の眠い状態で包丁を扱うのが怖いし、洗い物も嫌。不快指数でいうと3くらいあって、そこそこ嫌なタスクになっている。

だから、本当にやる気が出ない時はこうする。

  • 手やハサミでちぎったレタスにトマトを置いただけのサラダ
  • サバ缶
  • パン一切れ
  • 青唐辛子やピクルスの丸かじり

徹底的に洗い物を出さず、包丁も使わない。こうすることで不快指数を下げて、「朝ご飯を用意する」というタスクを実行可能にしている。


「生産性爆上げ」の正体

ここでタイトルの「生産性」に戻る。

本来の生産性は、産出量÷投入量みたいに計算できるものだ。でも、ネットでよく見る「生産性爆上げ」は誰も計算していない。あれは主観的な感覚だと思う。

その主観的な生産性の正体が、「快指数を上げて、不快指数を下げること」なんじゃないだろうか。

よく考えてみると、「生産性爆上げ」の文脈で紹介されるものは、だいたいこのパターンに当てはまる。

キーボード、マウス、モニター、椅子……

高いキーボードを買っても、タイピング速度が2倍になるわけじゃない。でも「打鍵感が気持ちいい」「このキーボード使いたい」という感覚が、作業の快指数を上げる。トラックボールマウスで手首の疲れが減れば、不快指数が下がる。

結果として、作業に取りかかるハードルが下がり、長時間続けられるようになる。それを「生産性が上がった」と感じている。

つまり「生産性爆上げガジェット」の本質は、作業効率そのものを上げることじゃなくて、作業の快指数を上げたり不快指数を下げたりすることなのかもしれない。


まとめ

自分みたいに「どのタスク管理術も全然うまくいかなかった」という人、特に気分屋タイプの人は、快・不快指数という視点で自分のタスクを見直してみてほしい。

優先度だけじゃなく、「このタスク、今の自分にとってどれくらい快か? 不快か?」を意識する。そして、快指数を上げる工夫、不快指数を下げる工夫を考える。

完璧にタスクをこなすことより、まず動ける状態を作ること。気分屋の生存戦略として、わりと使えると思う。